海の危険生物

海は毒を持っていたりと危険な生き物もいます。潜る前にどんな生き物が危険なのか覚えておきましょう!

かわいいお魚達など海の生き物を間近で見るのはダイビングの醍醐味の一つです!…とはいえ、海は知っての通りかわいい生き物だけではありません。また、かわいらしく見えても実は毒を持っていたりと危険な生き物もいます。潜る前にどんな生き物が危険なのか覚えておきましょう!

●イモガイ:
殻がサトイモの様な形をしていることからそう呼ばれています。イモガイ科の貝類の総称で、国内でおよそ120種のイモガイがいます。生息地は浅瀬~深海まで幅広いのが特徴。刺された直後は痛みを感じないものの、しばらくしてから患部に激痛、しびれ、(患部の)腫れ、めまい、発熱、嘔吐などと症状が出てきます。色や模様が綺麗で、コレクターからの人気もあるほどなので、つい触りたくなるかもしれませんが、それは危険です。

●ガンガゼ(ウニ):
トゲが一般的なウニよりも長く鋭いです。ウニの殻はトゲが生えてもともと触ると痛いですが、バフンウニなど手にのせても手に刺さることはありません。それに対し、ガンガゼのトゲには毒があるため人の皮膚なら簡単に刺さるほどで、非常に痛みます。岩陰などに隠れているので、それに分からず誤って触れてしまうケースが多いので気をつけてください。

●ゴンズイ:
ナマズの仲間で、体長は10〜20cm。茶褐色(ちゃかっしょく)の体で頭から尻尾に2本の黄色い線があります。また、ゴンズイの幼魚は集団で行動する特長があり、『ゴンズイ玉』と呼ばれます。見た目がかわいらしいですが、背ビレと胸ビレに毒棘があります。夜行性なので、ナイトダイビングの際は大変危険なので要注意です。

●ミノカサゴ:
見た目も美しく優雅に泳ぐ姿からは想像しづらいですが、背ビレを中心に毒を持っており(怒らせると)攻撃的な魚なので、写真撮影したいからとしつこく追い回すことはやめましょう。また、夜行性なので昼間はサンゴや岩の陰にいるので、誤って触れると危険です。

●カツオノエボシ:
クダクラゲ目でヒドロ虫が集まって形成されており、別名電気クラゲとも呼ばれている。烏帽子(エボシ)のように見える気胞体は、約10cmほど。透き通った青色をしているのが特長です。カツオノエボシの触手には強い毒があり、触れると表面の細胞から毒針が出て全身を走るほどの激痛にみまわれます。最悪のケースではショックで死にも至ってしまうことも。海岸に打ち上げられてたりもするので、誤って踏んだり手で掴んだりするのは危険なのでやめましょう。

●オニダルマオコゼ:
背ビレに強い毒を持ち、刺されると基本岩場の陰にひそむ魚ですが、見た目や色が岩に擬態しており見つけづらく誤って踏んでは非常に危険です。毒性が強いので、アナフィラキシーショックで死に至ることもあります。

●オニヒトデ:
約15〜30cmの大型のヒトデです。全身が有毒のトゲに覆われているので、見た目で判断できると思います。サンゴをエサとするため、自然環境も荒らします。人の手で触れたり踏んでしまうと刺され、最悪のケースでは死に至るので大変危険です。

上記の他にもサメ、ウツボ、ウミヘビ、エイなどの生き物も危険生物の中に入りますが、むやみに近寄ったり触ったりと危害を加えない限りは攻撃はしてきません。ただ、繁殖期は襲ってくる場合があったり、誤ってぶつかったり踏んだりするのは危険なので注意してください。

 

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